百間山渓谷

2010年10月16日


日本の滝百選に戻る

和歌山県田辺市
南紀の秘境
「丹紀州路20景人気投票No,1大自然の中で、滝と渓谷のパノラマが、思いきり満喫できる観光スポット。「百間山渓谷」は深い原生林に覆われ、滝・淵・峡の宝庫です。全長約3kmにわたって、奇岩や甌穴、大小の滝が連なる渓谷。約100mごとに繰り広げられる自然美の競演が見事です。
Road Map :阪和道を南紀田辺ICで下りて、R42、県道36号線、R371を経て百間山渓谷に向かう。
Route Map:かもしか牧場から百間滝まで行き、帰り道で周回する。
百間山渓谷
びっくりする程の大きな滝はなかったが、これだけの渓谷を無料で見れるのは超お得。
健脚コースを歩き通して ”百間山”への登りも考えたが、山頂からの展望は得られな
いらしいので、止めて半作嶺に行くことにした。
日本の滝百選』   山歩きの息抜きに渓谷滝巡りを行う。
コースタイム:1時間51分(ダラダラ歩き)
        散策:1時間10分
(百間滝まで)
        帰り:39分(百間滝から)
かもしか牧場”への入園料は¥310、開設当初は十数頭居たかもし
かも今は1頭しか居ないとか。 12時53分に散策道を出発する。
当然、かもしか牧場はスルーする。
”かもしか牧場”の前の駐車場はバスのUターンエリアになっており、
小型車2台がやっとの駐車スペースしかない。 今日は先行車が1台停
まっているだけで問題無しだった。 手前には綺麗なトイレがある。
『左上の岩上には樹齢500年と言われる馬目の木があり、梅太郎というきこりが落とした枝が根付いたものと言われています。』まったく上なぞを見ずに渓谷ばかりを見て歩いていたので、馬目の木には気付かず。
かもしか牧場を通り過ぎ、少し歩くと屋久島の
白谷雲水峡を思わせる渓谷が始まる。
”梅太郎渕”の先は岩が立ちはだかり道が無い様に見えたが、
岩の隙間に鉄製階段が掛かっていた。
『滝の上部に、樹齢300年と言われる見事なかやの大木がかぶさっていたことから名付けられました。艶やかな葉に水滴をつけながら流れ落ちる様は、うっとりするほど美しいものです。』
同じくかやの木には気付かず、滝ばかり見ていた。
写真より更に左側に滑滝が伸びている。
立ちはだかる岩峰に掛かる鉄製梯子を上る。
こさめ渕”に掛かる吊り橋を渡る。
吊り橋は一度に3人まで。 一人で渡っても上下によく揺れる。
『谷底の表面にある円柱形のくぼみです。 上部にふたをかぶせたように岩盤がおおいかぶさっていて、
最大のものは直径5mにも及びます。』 日光が当って見栄えはした。
上から ”蓋おい釜”を覗く。
”蓋おい釜”は横の広い岩盤から間近で見ることが出来た。
コバルトブルーの水の色が見事だった。
『このあたりは自生している藤が多く、かなりの樹齢のものも見られます。春には一面の紫の花が咲き誇り、夏には珍しい藤の実が見られます。』
何を意味しているのか判らず通り過ぎたのであるが、フジの木にはまった
く気付かず。
一面、苔生しており雰囲気最高、我ら二人以外、誰一人居なかった。
この辺り、遊歩道として整備はしてあるが、沢歩きに近く
オーバーハングの岩の縁を通り抜けるのは楽しかった。
この橋も上下によく揺れてくれた。
吊り橋の真ん中に立って写真を撮っていると酔いそうになる。
渓谷と共に複雑に曲がった樹木も見所だ。
『高さ約10m、樹林の中に清々しく落ちる一条の滝です。 かつて日照りが続いた時は、ここで神楽をあげて雨乞いを行いました。』らしい。
どこにでもありそうな滝名の ”二俣滝”
ダラダラ歩き40分にて ”休息東屋”に着く。
ここでちょっとお茶休憩する。
『直下30mにも及ぶ、最も優美な姿をした滝です。 滝の背後は絶壁で、昔、猪追いに来た犬も、猪もろとも転がり落ちたと伝えられます。』 間近で見られる滝は結構迫力があった。
遊歩道から外れるようであったが ”百間滝”への
道標があったので行ってみることにする。
落ち葉が厚く積もり道が判別出来ない中、きつい登りが続き、本格的な
山登りを強いられる。 滝へのトラバース路も危なっかしい道だった。
枝沢の滝なので水量が少なく大した滝には見えなかったが、見上げると
凄い落差で迫力ある滝だった。 滝壺周辺はまったく整備されておらす、苔生して滑り易く、うかつには近寄れない。
”百間滝”から遊歩道に戻る道はこんな感じでかなり険しい。
踏み抜きそうなトラバース路。
”健脚コース”は長い割りに見所が無い様なので、
一般道で戻ることにする。
”帰り道”は渓谷の遥か上を通る天空コースであるが、スギの木で渓谷はほとんど見えなかった。 整備された楽な道である。
”帰り道”は終盤で崖崩れ通行止めとなっており、渓谷側に下りる様になっていた。 下りていくと
”かもしか牧場”の横に出て、金網越しに1匹だけ生存している ”かもしか君”を見ることが出来た。
地蔵の滝
『その形は丸く、ちょうど地蔵さんの頭のようであることから名付けられました。別名、小松滝とも呼ばれています。』枝沢の滝であり、30m程道をそれて見に行くが、大した滝でなかったので写真は撮らず。
今回の山歩き
10/16 10/16 10/16
法師山 百間山渓谷 半作嶺
ひゃっけんざんけいこく